◎赤道ギニアはコロナウイルスの感染拡大を抑えることに成功した数少ない国のひとつである。
2017年7月22日/赤道ギニア、首都マラボの市場(Getty-Images/AFP通信)

赤道ギニアは22日、コロナウイルスの蔓延防止を目的とする13カ月の夜間外出禁止令(19:00~6:00)を解除すると発表した。

屋内施設でのマスク着用を含む一部の規則は当面の間維持すると伝えられている。

同国はコロナの感染拡大を抑えることに成功した数少ない国のひとつである。保健当局によると、人口約150万人に対し、2年間で約16,000件の陽性と183人の死亡を報告している。

政府はウェブサイトに掲載した声明の中で、「全国の夜間外出禁止令は22日をもって解除され、航空各社の国際線を1社につき週4便に増やすことを認める」と述べている。

当局によると、22日時点の検査陽性率は0.2%まで低下したという。

ディスコ、カジノ、バー、公園、レストラン、プール、ビーチなどの施設は夜間営業を許可される。ただし、収容率は50%以下とし、18歳以上の利用者にはコロナワクチン接種証明の提示を義務付けている。

密閉された屋内施設では引き続きマスク着用が義務付けられ、航空機に搭乗する際にはPCR検査また抗原検査の陰性証明およびワクチン接種証明の提示を求められる。

赤道ギニアはオミクロン株の侵入を防ぐため、昨年12月6日にすべての国際便を停止し、その後、1月2日から航空各社に最大週2便の国際線運航を許可していた。

また、国内のすべての公務員と行政機関での手続きを希望する者にワクチン接種を義務付けており、この規則は現在も有効。

保健当局によると、少なくとも1回ワクチンを接種した人は22日時点で対象者の42%、2回接種した人は32.4%。

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