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▽都市部の25年4月のインフレ率は前年比13.9%増、3月は13.6%であった。
エジプト、首都カイロの市場(Getty Images)

エジプトの都市部の先月の消費者物価指数(CPI)が3月を上回り、市場の予想と一致した。政府の統計機関CAPMASが10日、明らかにした。

それによると、都市部の25年4月のインフレ率は前年比13.9%増、3月は13.6%であった。

ロイター通信のアナリストの予想中央値は13.9%であった。

都市部の年間インフレ率は25年1月の24.0%から2月には12.8%まで急落した。過去2年間の急激な物価上昇が統計に反映されなくなったため、統計上のベース効果が大きく影響した。

前月比では4月末の物価は3月末より1.5%上昇。食品・飲料価格は1.5%減少した。

エジプトのインフレ率は22年2月のロシアによるウクライナ侵攻後に上昇し始めた。この結果、多くの外国人投資家が数十億ドル分のエジプト国債を売り払った。

インフレ率は23年9月に過去最高の38.0%に達した。

中央銀行のデータによると、3月末までの1年間でM2マネーサプライ(市場に流通している通貨の量を測る指標)は拡大したが、そのペースは鈍化し、2月末の33.9%から25.8%に低下した。

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