エジプト中央銀行、主要政策金利据え置き 25年6月
エジプトのインフレ率は過去最高の38%を記録した23年9月以降低下傾向にあり、25年6月は14.9%まで低下。5月は16.8%であった。
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中銀は金融政策決定会合後の声明で、「貸出金利を25%、預金金利を24%に据え置く」と述べた
市場も据え置きと予想していた。
中銀は声明の中で、「25年第2四半期(4~6月)の見通しは経済活動の持続的な回復を示しており、25年第1四半期(1~3月)に記録したGDP成長率4.8%に近い水準で推移すると見込まれている」と述べた。
24年第2四半期のGDP伸び率はプラス2.4%であった。
エジプトのインフレ率は過去最高の38%を記録した23年9月以降低下傾向にあり、25年6月は14.9%まで低下。5月は16.8%であった。
中銀は今年、4月に2.25%、5月に1.00%の利下げを実施。これは国際通貨基金(IMF)の融資を確保し、経済回復を進める戦略の一環である。
エジプトは昨年、アラブ首長国連邦(UAE)から240億ドルの不動産投資を受け、IMFと80億ドルの金融支援プログラムで合意した。