◎一部のウミガメの肉にはケロニトキシズムと呼ばれる猛毒が含まれている。
タンザニア、ザンジバル諸島(Getty Images)

アフリカ東部・タンザニアのザンジバル諸島でウミガメの肉を食べた子供8人と大人1人が死亡、78人が入院した。地元当局が9日、明らかにした。

ウミガメの肉はザンジバルで珍味とされている。一部のウミガメの肉にはケロニトキシズムと呼ばれる猛毒が含まれている。

地元メディアによると、この食中毒事故はペンバ島8日に確認され、同日遅くに亡くなった女性は先に死亡した子供たちの母親だったという。

ウミガメの肉は5日に消毒・調理されたものだった。

AP通信は警察筋の話しとして、「入院した78人を含む全員が同じウミガメの肉を食べたことを確認した」と伝えている。

中央政府はザンジバル諸島に専門家チームを派遣。事故の経緯を調査している。

ペンバ島では2021年11月にもウミガメの肉を食べて7人が死亡、3人が入院した。

ウミガメの肉はインドネシア、フィリピン、ニューギニア島、南アジアの南部などでも食されている。

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