◎コンゴ・ウガンダ合同軍はコンゴ東部で1年ほど前からイスラム過激派に対する緊急作戦を展開しているが、治安は悪化の一途をたどっている。
2022年6月17日/コンゴ民主共和国、北キブ州ゴマ市内(Getty Images/AFP通信)

コンゴ民主共和国政府は2日、北東部イトゥリ州でイスラム国(ISIS)とつながりのある武装勢力連合民主軍(ADF)」が民間人を攻撃し、少なくとも14人を殺害したと発表した。

報道によると、攻撃が確認されたのは現地時間午後7時頃。ADFの戦闘員は州郊外の集落を襲撃し、ナタで住民を切りつけた。

AFP通信は当局者の話を引用し、「住民14人はナタで切り殺され、2人が負傷。子供2人が行方不明」と報じている。ADFは集落に火を放ち逃走した。

この地域の酋長はAFP通信の取材に対し、「イトゥリ州では多くの武装勢力が活動しているが、この地域には軍の基地がなく、兵士2人が駐留しているだけだ」と不満を表明した。「テロリストは100人単位で襲いかかってきます...」

コンゴ・ウガンダ合同軍はコンゴ東部で1年ほど前からイスラム過激派に対する緊急作戦を展開しているが、治安は悪化の一途をたどっている。

イトゥリ州や北キブ州などの東部地域ではアルカイダやISISとつながりのあるイスラム過激派を含む120以上の武装勢力が活動している。ADFはウガンダに拠点を置くテロ組織のひとつだ。

コンゴ軍は昨年5月にイトゥリ州と北キブ州を包囲したが、暴力を抑えることはできず、一部地域の治安は悪化したと報告されている。

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