カメルーン・ビヤ大統領(92歳)が軍の最高幹部を再編
この人事は16日夜に公表され、軍のほぼ全ての部門が対象となっている。
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アフリカ西部・カメルーンのビヤ(Paul Biya、92歳)大統領が軍の最高幹部らを再編した。現地メディアが17日に報じた。
それによると、この人事は16日夜に公表され、軍のほぼ全ての部門が対象となっている。
ビヤ氏は陸海空軍の参謀長を交代し、8人の准将を少将に昇格させた。
昇進した准将の1人は対テロ作戦を主導する迅速介入大隊(BIR)の調整役で、ビヤ政権の安全保障体制の中核と見なされている。
国営テレビによると、ビヤ氏は新たな大統領軍事顧問も任命したという。
ビヤ氏は週末、10月16日に予定されている大統領選への出馬を表明した。
ビヤ氏は世界最年長の大統領であり、1982年に前任者が辞任した際に権力を掌握。40年以上にわたり政権を維持してきた。
地元の人権団体や専門家はビヤ氏の健康状態に懸念を表明。昨年には42日間公の場に姿を見せなかったことが話題となった。
カメルーンの大統領の任期は7年。ビヤ氏は2008年の憲法改正で任期制限を撤廃した。