カメルーンのビヤ大統領(92歳)が再選出馬選明、8期目目指す
ビヤ氏は世界最年長の大統領であり、1982年に前任者が辞任した際に権力を掌握。40年以上にわたり政権を維持してきた。
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アフリカ西部・カメルーンのビヤ(Paul Biya、92歳)大統領が13日、10月16日に予定されている大統領選への出馬を表明した。
ビヤ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「私は大統領選挙の候補者です。私はこの国が直面する課題の緊急性に匹敵する決意で、皆様に仕えることをお約束します」と述べた。
ビヤ氏は世界最年長の大統領であり、1982年に前任者が辞任した際に権力を掌握。40年以上にわたり政権を維持してきた。
地元の人権団体や専門家はビヤ氏の健康状態に懸念を表明。昨年には42日間公の場に姿を見せなかったことが話題となった。
ビヤ氏は昨年末のテレビ演説で、「2025年は挑戦の年になる」と強調。多くの地元メディアがビヤ氏が再選に意欲を示したと報じていた。
選挙管理委員会によると、ビヤ氏は2018年の大統領選で得票率71.28%を獲得。野党と複数の選挙監視団体が不正を報告している。
選管は2018年に大統領選の立候補者をソーシャルメディアで発表するなど、デジタルプラットフォームを推進している。
与党・カメルーン人民民主運動(CPDM)は昨年からビヤ氏に再選を目指すよう求めていた。
カメルーンの大統領の任期は7年。ビヤ氏は2008年の憲法改正で任期制限を撤廃した。