◎鉱山近くの河川が氾濫し、坑内に流れ込んだとみられる。
ブルンジの金鉱山(Getty Images)

東アフリカの内陸国ブルンジの当局者は2日、洪水により水没した金鉱山で13人の遺体が見つかったと発表した。

コンゴ民主共和国と国境を接する北西部チビトケ県の当局者はAP通信の取材に対し、「遺体は市内の2つの金鉱山で見つかった」と語った。

それによると、この鉱山の坑道は3月31日に崩壊し、少なくとも15人が閉じ込められたという。

当局者はフェイスブックに声明を投稿。「鉱山近くの河川が氾濫し、坑内に流れ込んだとみられる」と説明した。

警察と消防は1日に救出を試みたが、2次災害の恐れがあるとして、水が引くまで待機を余儀なくされた。

地元メディアによると、事故が起きた金鉱山はいずれも政府の許可を得ておらず、亡くなった13人の身元も不明とのこと。地元メディアは「エチオピアの不法移民数人が巻き込まれた」と報じている。

ブルンジ北部には違法鉱山が数多く存在し、災害が多発しているようだ。地元メディアによると、鉱夫たちは当局の摘発を回避するために夜間に作業を行うことが多いという。

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