◎ベラルーシのルカシェンコ大統領はロシアとつながりの深いアフリカ諸国を歴訪中である。
ベラルーシのルカシェンコ大統領(右)と赤道ギニアのヌゲマ大統領(Getty Images)

ベラルーシのルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領が訪問先の赤道ギニアでヌゲマ(Teodoro Obiang Nguema Mbasogo)大統領と会談し、2国間協定に署名した。現地メディアが10日に報じた。

それによると、両首脳は首都マラボで9日に会談したという。ルカシェンコ氏はロシアとつながりの深いアフリカ諸国を歴訪中である。

ルカシェンコ氏は国営メディアの取材に対し、「同盟国である赤道ギニアでベラルーシ製品の販売を促進する契約を結んだ」と語った。

それによると、ベラルーシは経済・教育・保健・農業分野で赤道ギニアを支援し、それに関連する複数のプロジェクトを計画している。

欧州最後の独裁者であるルカシェンコ氏は鉄の拳でベラルーシを30年近く統治してきた。

西側諸国はロシアによるウクライナ侵攻を支援するベラルーシに厳しい制裁措置を科し、ルカシェンコ氏を孤立させてきた。

一方、ヌゲマ氏は君主制を除く国家の中で最も長く権力を保持し、その期間は43年を超え、世界記録を更新中だ。昨年11月に行われた大統領選では有効票の99.7%を獲得したと宣言し、6期目をスタートさせた。

報道によると、ヌゲマ氏は会談の中で西側の多国籍企業を「独裁者」と呼び、ベラルーシとロシアへの支持を改めて表明したという。

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