▽事件は州郊外の集落で4日早朝に発生。重武装兵がパトロール中の自警団に待ち伏せ攻撃を仕掛け、その後集落に突入したという。
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アフリカ西部・ナイジェリアの北部バウチ州で正体不明の武装集団が集落を襲撃し、少なくとも19人が死亡した。地元警察が5日、明らかにした。
それによると、事件は州郊外の集落で4日早朝に発生。重武装兵がパトロール中の自警団に待ち伏せ攻撃を仕掛け、その後集落に突入したという。
バウチ州警察は声明で、「盗賊団は自警団を殺害した後、村から逃げ出そうとした住民も処刑した」と述べ、この集落に増援を送り、武装集団を追跡していると明らかにした。
ナイジェリア北部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
報道によると、バウチ州とその周辺では近年、「バンディット(盗賊)」と呼ばれる武装集団が猛威を振るい、数千人を誘拐、数百人を殺害し、数千頭の家畜を略奪している。
武装集団と自警団の銃撃戦を目撃したという男性はロイター通信の取材に対し、「自警団はあっという間に壊滅した」と語った。
それによると、武装集団は住民を殺害した後、牛や羊をさらっていったという。