アンゴラがディーゼル燃料価格引き上げ、今年2回目
アンゴラは国際通貨基金(IMF)の支援を受け、2023年から燃料補助金の段階的な廃止を進めてきた。
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アフリカ南部・アンゴラ政府が4日、ディーゼル燃料の価格をリッター300クワンザから400クワンザ(約63円)に引き上げた。
これは補助金削減と財政の強化を目的とした措置の一環である。
アンゴラは国際通貨基金(IMF)の支援を受け、2023年から燃料補助金の段階的な廃止を進めてきた。
同国の経済は今年初めの世界的な原油価格の急落により圧迫されており、年末までに約90億ドルの対外債務を返済する必要がある。
ディーゼル燃料の価格は以前のリッター300クワンザから400クワンザに上昇。今年2度目の値上げとなった。
ガソリンと液化石油ガス(LP)の価格は据え置いた。
財務省によると、昨年の燃料補助金はGDPの約4%に相当する。政府は段階的にこれを引き下げ、廃止する計画である。
IMFは5月、アンゴラの25年成長見通しを当初の3%から2.4%に引き下げた。