ソマリアの士官学校で爆発、アルカイダ系組織が犯行声明

イスラム過激派組織アルシャバーブが犯行声明を出し、自爆テロを行ったと主張しているが、死傷者の情報はない。
イスラム過激派組織アルシャバーブの戦闘員(Getty Images/AFP通信)

アフリカ東部・ソマリアの首都モガディシオの士官学校で爆発があり、当局が捜査を進めている。国防省が9日、明らかにした。

イスラム過激派組織アルシャバーブが犯行声明を出し、自爆テロを行ったと主張しているが、死傷者の情報はない。

現場はモガディシオ近郊にある士官学校。AP通信は校内で大きな爆発があったと伝えている。

アルシャバーブは9日、新兵の訓練を行っていた欧米の代表団を標的とする自爆テロを行ったと主張した。

APは現場で爆発を目撃したという当局者の話しとして、「テロリストは爆弾ベストを着用し、目標に到達する前に阻止され、自爆し、死傷者は最小限にとどまった」と伝えている。

アルシャバーブは23年7月、この士官学校に自爆テロ犯を送り込み、少なくとも25人の兵士を殺害、70人以上に重軽傷を負わせた。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、2007年以来、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大している。

モガディシオの軍事基地前で5月中旬に発生した自爆テロでは少なくとも10人が死亡、30人が負傷した。

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