アルカイダ系組織がソマリア中部の町を占領、前進続ける
アルシャバーブの戦闘員は13日、首都モガディシオと中部地方の中間にある町タルドを占領した。
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アフリカ東部・ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブが中部地方にある町を占領した。現地メディアが14日に報じた。
それによると、アルシャバーブの戦闘員は13日、首都モガディシオと中部地方の中間にある町タルドを占領したという。
ロイター通信は軍当局者の話しとして、「タルドは13日に陥落し、数千人が避難を余儀なくされた」と伝えている。
アルシャバーブは別の地域に向けて進軍中とみられる。
軍当局者はロイターの取材に対し、「軍の要請を受け、地元の氏族の戦闘員たちが反撃のため動員されている」と語った。
地元の酋長、部族の戦闘員、および地方議員もタルドが占領されたことを確認した。
アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、2007年以来、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大している。
アルシャバーブは年初からこの地域に対する攻撃を強化している。これまでの攻撃でモガディシオから50キロ圏内に入ったものの、軍が押し返していた。
モガディシオの士官学校では先週、爆発があり、当局が捜査を進めている。アルシャバーブが犯行声明を出し、自爆テロを行ったと主張しているが、死傷者の情報はない。
モガディシオの軍事基地前で5月中旬に発生した自爆テロでは少なくとも10人が死亡、30人が負傷した。