◎アフリカのビッグ5と呼ばれる南アフリカ、エジプト、ナイジェリア、ケニア、モロッコは大陸のミリオネアの56%、ビリオネアの90%以上を占める。
タンザニア、ダルエスサラームのリゾートエリア(Getty Images)

アフリカ大陸における富裕層の割合は今後10年間で42%増加すると予想されている。

2023アフリカ・ウェルス・レポート(2023 Africa Wealth Report、AWP)が最近公表したレポートによると、アフリカのビッグ5と呼ばれる南アフリカ、エジプト、ナイジェリア、ケニア、モロッコは大陸のミリオネアの56%、ビリオネアの90%以上を占めるという。

アフリカ大陸には現在、100万ドル以上(約1億3200万円)の資産を保有するミリオネアが約13万8000人、1億ドル(約132億円)以上のビリオネアが328人、10億ドル(約1320億円)以上が23人存在する。

南アのミリオネアはこの10年で激増し、アフリカ大陸全体の30%を占める。

ビリオネアが最も多いのはエジプト。一人当たりの資産が最も多いのはモーリシャスで3万7500ドル(約500万円)と圧倒的に多く、次いで南アが1万880ドル(約144万円)、ナミビアが1万50ドル(約132万円)だった。

AWPによると、アフリカの富裕層は着実に増加しており、投資家、起業家、同地域での事業拡大を目指す企業にとってチャンスとなることが示されている。

<ミリオネアが多い国トップ10>
1. 南アフリカ (3万7800人)

2. エジプト (1万6100人)

3. ナイジェリア (9800人)

4. ケニア(7700人)

5. モロッコ(5800人)

6. モーリシャス (4900人)

7. アルジェリア (2800人)

8. エチオピア(2700人)

9. ガーナ (2600人)

10. タンザニア(2400人)

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