▽トランプ政権による90日間の猶予期間が7月初めに終了すると、ベトナムの輸入品には46%の関税がかけられる。
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ベトナムと米国が16日、関税をめぐる初の閣僚級協議を行った。
ベトナム貿易省は17日の声明で、「両国の代表は第31回APEC貿易会合に続いて韓国・済州島で協議し、安定した経済・貿易・投資関係を育むという両国の決意を再確認した」と述べた。
トランプ政権による90日間の猶予期間が7月初めに終了すると、ベトナムの輸入品には46%の関税がかけられる。
ベトナムのジエン(Nguyen Hong Dien)商工相と米国のグリア(Jamieson Greer)通商代表部代表は先月電話会談を行い、今後の交渉の進め方などについて協議した。
ベトナム側は声明の中で、「グリア代表はベトナムの現在のアプローチと提案に同意した」と述べている。
ベトナムは最大の輸出市場である米国の関税を回避したい構えだ。相互関税は輸出用商品の製造に多額の外国投資を行っているベトナムの成長を混乱させる可能性がある。
ベトナムの24年の対米貿易黒字は1235億ドル(約18兆円)であった。