ベトナム25年第2四半期GDP成長率プラス7.96%、輸出好調

25年第2四半期(4~6月)の経済成長率(季節調整済み)はトランプ米政権による関税政策で不確実性が高まっているにもかかわらず、前年同期比7.96%増、市場の予想とほぼ一致した。
ベトナム、ハイフォンの港湾施設(ロイター通信)

ベトナムの統計局が5日、最新の経済統計を公表した。

それによると、25年第2四半期(4~6月)の経済成長率(季節調整済み)はトランプ米政権による関税政策で不確実性が高まっているにもかかわらず、前年同期比7.96%増、市場の予想とほぼ一致した。

第1四半期(1~3月)はプラス6.93%であった。

多くの専門家が東南アジアの製造拠点であるベトナムがトランプ関税の影響を強く受けると懸念している。

米国はベトナムの最大の輸出市場である。

ベトナム共産党は通年の成長目標を8%に設定している。

国家統計局は声明で、「今年上半期の経済パフォーマンスは世界的な不確実性や地域的な経済不確実性にもかかわらず、前向きで目標に近い水準であった」と述べた。

輸出は前年同期比18.0%増の116.93億ドル。輸入は18.8%増の112.52億ドル。貿易黒字は4.41億ドルとなった。

同期間の工業生産は10.3%増加。6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.57%増であった。

ベトナムの24年の対米貿易黒字は1235億ドル(約17兆8470億円)であった。

トランプ(Donald Trump)大統領は2日、ベトナムと貿易協定を締結したと発表。ベトナム製品には20%の関税が課せられることになった。

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