タイのコビトカバ「ムーデン」が1歳に、数千人が誕生日祝う
コビトカバはアフリカ西部の沼地や熱帯雨林に生息する。野生の個体数は2500頭ほどと推定され、絶滅危惧種に指定されている。
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タイ・チョンブリ県のカオキアオ動物園に9日、数千人のサポーターが集結し、SNSスターであるコビトカバ「ムーデン(Moodeng)」の1歳の誕生日を祝った。
カオキアオ動物園は「ムーデン誕生祭」と名付けた4日間のイベントを開催中。その初日、公式テーマソングが流れる中、数千人がムーデンがいるエリアに群がった。
12歳未満はイベント期間中、無料で入園できる。
現地メディアによると、外国人を含む多くのムーデンファンが公式グッズを買いあさったという。
式典に参加するため米ニューヨーク州から来たという女性はAP通信の取材に対し、「素晴らしい経験ができた」と語った。
この女性はムーデンの朝食を飼育係に手渡す権利を付与された。ムーデンはその食事をあっという間に食べ尽くした。
フェイスブックなどのSNSも運用するムーデンは昨年7月にカオキアオ動物園で生まれ、あっという間に人気者になった。
その動画は瞬く間に拡散され、ミームが後を絶たない。ムーデンはタイ語で「弾力のある豚肉」を意味する肉団子の一種である。
現地メディアによると、ムーデンにバースデーケーキを提供する権利をオークションにかけ、地元の企業が10万バーツ(約45万円)で落札したという。
コビトカバはアフリカ西部の沼地や熱帯雨林に生息する。野生の個体数は2500頭ほどと推定され、絶滅危惧種に指定されている。23年に世界の動物園で誕生したコビトカバはわずか12頭であった。