▽タイは東南アジア最大の自動車生産拠点であり、トヨタやホンダなど、世界トップクラスの自動車メーカーが進出している。
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タイ政府は21日、国内の自動車生産台数が4年ぶりの低水準に落ち込む中、自動車製造業の主要部門であるピックアップトラック向け融資に保証を提供すると発表した。
タイは東南アジア最大の自動車生産拠点であり、トヨタやホンダなど、世界トップクラスの自動車メーカーが進出している。
しかし、昨年の出荷台数は前年比8.8%減、国内販売台数は26%も減少した。
減少の主な要因は国内自動車販売の3分の1を占めるピックアップトラック向けローンがタイ国内で利用できないことである。近年、タイの自動車生産台数の半分弱が国内で販売されている。
来週のバンコク国際モーターショーに先立ち、政府は7年間で50億バーツ(約220億円)の支援パッケージを提供すると表明した。
それによると、このプログラムは金融機関が融資を行う際のリスクを軽減し、インセンティブを与えるとしている。また政府はこの支援がピックアップトラックの販売台数を押し上げると強調した。
この動きはタイの家計債務の急増に起因する逼迫した信用状況によって抑制されている業界に対する最新の支援策である。昨年の家計債務残高はGDP比89%に達し、アジアで最も高くなった。
25年1月の自動車生産台数は18ヵ月連続で減少、前年同月比24%減の10万7103台であった。