タイ警察、仏教僧侶を誘惑・恐喝したとされる女を逮捕
仏教徒は五戒と呼ばれる5つの戒律を守ることが求められているが、その中に性行為の禁止は含まれていない。
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タイの捜査当局は15日、寺院の僧侶を次々と性的関係に誘い込み、その関係を隠蔽するために多額の金銭を要求したとされる女を逮捕したと明らかにした。
仏教徒は五戒と呼ばれる5つの戒律を守ることが求められているが、その中に性行為の禁止は含まれていない。
この事件はタイの仏教機関を揺るがし、世間の注目を集めてきた。
王立タイ警察中央捜査局によると、このスキャンダルに関与した少なくとも9人の住職と僧侶が僧籍を剥奪されたという。
同局は声明で、首都バンコク郊外のノンタブリ県在住の30代半ばの女を逮捕したと明らかにした。
この女は恐喝、資金洗浄(マネーロンダリング)、窃盗などの罪に問われている。
警察は寺院の口座から女に送金された資金を追跡し、身元を特定・逮捕した。
女は逮捕前、地元メディアの取材に対し、1人の僧侶との関係を認めたが、美人局は否定していた。
タイでは僧侶絡みのスキャンダルが年に数回表面化する。
この事件は僧侶が仏教の教義に基づく倹約的な仏教とは対照的に、寺院に寄付される巨額の資金にもスポットライトを当てている。