◎海兵6人を乗せたボートは9月16日に定期パトロールに出発し、翌日通信が途絶えた。
スリランカ海軍の巡視艇(Getty Images)

スリランカ政府は15日、インド洋をパトロール中に行方不明になった海兵6人の捜索活動を強化したと発表した。

海軍報道官によると、6人を乗せたボートは9月16日に定期パトロールに出発し、翌日通信が途絶えたという。

それ以来、海軍は巡視艇とヘリコプターでボートを捜索してきた。報道官によると、空軍の航空部隊も捜索に加わったという。

報道官は声明で、「ボートはエンジントラブルを起こし、外洋に流された可能性がある」と説明した。

今のところ手掛かりは見つかっていない。

スリランカ海軍の定期パトロールは麻薬・人身売買組織の取り締まりを目的としている。報道によると、パトロール部隊はこの数カ月で、麻薬組織の売人や人身売買組織の構成員を含む数十人を逮捕したという。

あるケースでは麻薬組織の売人とオーストラリアへの不法入国を目指していたとされる数十人が逮捕されている。

海軍の報告書によると、今年4月と5月に押収したヘロインは1トンを超えたという。末端価格は500~900億円と推定されている。

スポンサーリンク