◎6月はLGBTQ+の権利啓発を促す「プライド月間」である。
スリランカの首都コロンボで4日、LGBTQ+(性的少数者)の団体がデモ行進を行い、政府に差別撤廃や法改正などを求めた。
6月はLGBTQ+の権利啓発を促す「プライド月間」である。
デモ隊はレインボーフラッグを掲げ、転換療法やLGBTQ+に対する警察の嫌がらせなどに抗議し、法改正による差別撤廃を要求した。
スリランカは保守的な価値観を持つ仏教徒が多数派を占める国であり、性的少数者が公の場で要求を表明することは滅多にない。
主催者はSNSに声明を投稿。「未曽有の経済危機の中で行われた昨年の反政府デモがLGBTQ+コミュニティの背中を押し、より強く表に出れるようになった」と述べている。
スリランカの法律は同性愛を犯罪とみなしており、現在、同性愛を非犯罪化する法案が国会で審議されている。