韓国の国家安全保障顧問、関税期限前にワシントン訪問へ

ウィ・ソンラク国家安保室長はグリア通商代表部代表やラトニック商務長官らと会談する予定。
韓国のイ・ジェミョン大統領(左)とトランプ米大統領(Getty Images)

韓国政府の国家安全保障顧問が7月6日から8日にかけて米ワシントンDCを訪問し、相互関税について協議する予定だ。大統領府が5日、明らかにした。

それによると、ウィ・ソンラク(Wi Sung-lac)国家安保室長はグリア(Jamieson Greer)通商代表部代表やラトニック(Howard Lutnick)商務長官らと会談する予定。

大統領府は声明で、「ウィ・ソンラク氏は韓国と米国間の未解決の問題について詳細な議論を行うことになる」と述べた。

トランプ(Donald Trump)米大統領は先月初め、鉄鋼とアルミニウムの輸入関税を25%から50%に引き上げる大統領令に署名。韓国を含む世界の鉄鋼メーカーへの圧力を強め、貿易戦争を激化させた。

トランプ政権による90日間の猶予期間が7月9日に失効すると、韓国の輸入品には25%の相互関税が課されることになる。

韓国を含む複数の国が猶予期間の延長を求める可能性がある。

韓国の外交部長官は4日、ワシントンを訪れ、グリア氏や他の高官と会談した。

聯合ニュースによると、ウィ・ソンラク氏はイ・ジェミョン(Lee Jae-myung)大統領とトランプ(Donald Trump)大統領の首脳会談についても協議する予定だという。

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