◎出火原因と亡くなった10人の死因・身元は明らかになっていない。
2023年11月25日/パキスタン、最大都市カラチ、火災が発生したショッピングモール前(AP通信)

パキスタン南西部カラチのショッピングモールで火災が発生し、少なくとも10人が死亡、22人が負傷した。警察当局が25日、明らかにした。

それによると、火災は市中心部の商業ビル内にあるモールで発生。消防は午前6時30分(現地時間)に最初の通報を受け、消防車8台を現地に派遣した。

AP通信は関係者の話しとして、「4階が火元とみられる」と伝えている。

カラチ市長室の広報担当はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「火災は鎮火し、消防と警察による調査が進行中である」と書き込んだ。

出火原因と亡くなった10人の死因・身元は明らかになっていない。

報道によると、負傷者22人のうち5人が重体だという。カラチ消防の担当者は記者団に対し、「負傷者は病院に搬送され、手当てを受けている」と語った。

カラチでこのような火災は珍しくなく、この10年で数百人が死亡している。

市内の縫製工場で今年4月に発生した火災では消防士4人が死亡、12人が負傷。2021年8月の化学工場火災では10人が死亡した。

市内の縫製工場で2012年に発生した大規模火災では工場内に閉じ込められた従業員約260人が死亡している。

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