◎パキスタンの国境地帯では武装勢力によるテロ攻撃が相次いでいる。
パキスタン、南西部バルチスタン州郊外、陸軍の兵士(Getty Images)

パキスタン軍は1日、イランの武装勢力が南西部バルチスタン州に越境攻撃を仕掛け、同軍の兵士4人を殺害したと発表した。

陸軍報道官は声明の中で「兵士たちはイラン国境沿いをパトロール中、テロリストの攻撃を受けた」と述べている。

地元のテレビ局は政府関係者の話として、「犯行声明は出ていないが、イラン系武装勢力が関与した証拠をつかんでいる」と報じた。

陸軍は「このような事件を防ぐためにイラン政府と連絡を取り合っている」と強調した。

パキスタンの国境地帯では武装勢力によるテロ攻撃が相次いでいる。

先月31日にはアフガンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州で陸軍の部隊が何者かの攻撃を受け、兵士1人が死亡した。犯行声明は出ていないようだ。

シャリフ(Shahbaz Sharif)首相は今年1月、バルチスタン州のイラン国境沿いで治安当局者4人が殺害されたことを非難し、イラン政府に対応を求めた。「イラン政府が自国の国境警備を強化し、隣国に対する越境攻撃を阻止することを期待します...」

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