パキスタン中銀、デジタル通貨のパイロットプログラム準備中
デジタル通貨とは、紙幣や硬貨のような物理的な形態を持たず、デジタルデータとしてやり取りされる通貨。電子マネーや暗号資産(仮想通貨)などが含まれる。
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パキスタン国立銀行(中銀)がデジタル通貨のパイロットプログラムを開始する準備を進めており、仮想通貨資産を規制するための立法を最終調整中である。同行のアフマド(Jameel Ahmad)総裁が9日、明らかにした。
中銀は現在、金融システムの近代化を加速させる取り組みを進めている。
世界中の中央銀行はブロックチェーンベースの支払いへの関心が高まる中、デジタル通貨の活用を模索している。
中国、インド、ナイジェリア、およびいくつかの湾岸諸国の規制当局も管理されたパイロットプログラムを通じてデジタル通貨の取り扱いについてテストしている。
アフマド氏はシンガポールで開催されたロイター・ネクスト・アジア・サミットで「パキスタンはデジタル通貨に関する能力を強化している」と語った。
またアフマド氏は「間もなくパイロットプログラムを開始する用意があり、議会が立法を最終調整中である」と述べた。
さらに「新たな法律が仮想資産セクターのライセンス付与と規制の基盤を確立する」とし、一部のテクノロジー企業と連絡を取っていると明らかにした。
デジタル通貨とは、紙幣や硬貨のような物理的な形態を持たず、デジタルデータとしてやり取りされる通貨。電子マネーや暗号資産(仮想通貨)などが含まれる。