◎2人はカラコルム山脈にあるスパンティーク山の登頂を目指していたものの、今週行方が分からなくなり、救助隊が捜索していた。
パキスタン北部のスパンティーク山(標高7027メートル)で日本人登山家1人が死亡、もう1人が行方不明になっている。地元当局が15日、明らかにした。
それによると、2人はカラコルム山脈にあるスパンティーク山の登頂を目指していたものの、今週行方が分からなくなり、救助隊が捜索していた。
スパンティーク山は日の出と日没時に金色に輝くことで知られ、人気の観光地となっている。
AP通信は関係者の話しとして、「地元当局が在パキスタン・日本大使館と連絡を取り合っている」と伝えた。
当局は13日、軍によるヘリ捜索で2人の姿を確認。その後の捜索は天候不良により中断されていた。
このツアーを企画したアドベンチャー・ツアーズ・パキスタンによると、行方が分からなくなっていたのはヒラオカ・リュウセキさんとタグチ・アツシさんの2人。
2人は今月3日に現地入りし、スパンティーク山の山頂を目指していた。報道によると、2人が最後に目撃されたのは10日。別の日本人グループが標高5650メートル地点のベースキャンプに到着した際、2人がいないことに気付き、通報した。
パキスタンでは毎年、多くの登山家が世界最高峰の山々に挑み、行方不明になったり、死亡したりしている。