北朝鮮、ウクライナ戦争におけるロシアへの支持を再確認=KCNA

北はロシアのウクライナ侵攻を支援するために兵士と武器を提供。さらなる軍事支援を約束している。
北朝鮮の金正恩 党総書記(KCNA/AP通信)

北朝鮮の金正恩(Kim Jong Un)党総書記がロシアによるウクライナ侵攻を無条件で支持する用意があると表明した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が13日に報じた。

それによると、キムは訪朝中のラブロフ(Sergey Lavrov)露外相と会談し、ロシアがウクライナ紛争の解決のために講じるすべての措置を「無条件で支持する」用意があると述べたという。

北はロシアのウクライナ侵攻を支援するために兵士と武器を提供。さらなる軍事支援を約束している。

キムは東海岸の都市ウォンサンでラブロフ氏と会談。両国の外相は2日連続で協議し、包括的戦略パートナーシップ条約に基づくさらなる協力を約束した。

KCNAによると、キムはラブロフ氏に対し、激変する世界情勢に対応してロシアが講じた措置は世界の平和と安全の確保に大きく貢献すると述べたという。

KCNAはキムがウクライナ危機の根本原因への対処に関して、ロシアの指導部が講じるあらゆる措置を無条件に支持し、奨励する用意があることを再確認したと報じている。

ラブロフ氏はプーチン(Vladimir Putin)大統領の親書をキムに渡したとみられる。

プーチン氏は昨年6月、四半世紀ぶりに北を訪問しキムと会談。包括的戦略パートナーシップ条約に署名した。

ウクライナは北が損失を補うために3000人の増援を含む推定1万4000人の兵士をロシアに派遣したと報告している。

北はロシア南部クルスクの復興作業を支援するために、約6000人の軍技術者と建設業者を派遣することを約束している。

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