◎ヒプキンス内閣の男女比率は12日から1対1になった。
ニュージーランド、首都ウェリントン、ヒプキンス首相(左)セプロニ副首相(右)と閣僚(Getty Images/AFP通信)

ニュージーランド内閣の男女比率が初めて半々になった。

地元メディアによると、ヒプキンス内閣の男女比率は男性11人、女性9人だったが、マオリ族の血を引くプライム(Willow-Jean Prime)議員が大臣に抜擢され、同国の内閣として初めて1対1になったという。

ヒプキンス(Chris Hipkins)首相は12日の記者会見で、「これは我が国の人口比率を反映したものであり、本当に喜ばしいことだ」と語った。

ニュージーランド議会(一院制、定数120)は2020年に「世界で最も多様性のある議会」になった。その半数近くを女性が占め、マオリ族はもちろん、LGBTQ+(性的少数者)であることを公言する議員も多い。

ヒプキンス内閣の男女比率は12日から1対1になった。

ヒプキンス氏はプライム氏を大臣に任命したことについて、「優秀な議員を抜擢しただけ」と述べた。「私は素晴らしい人材を選出しただけであり、その結果、比率が1対1になったのです...」

これでヒプキンス内閣に占めるマオリ族の割合は過去最多の6人となった。セプロニ(Carmel Sepuloni)副首相もマオリ族の血を引いている。

地元メディアによると、ヒプキンス内閣は閣外の関係者を含めると男性より女性の方が多いという。

2020年の総選挙では女性58人が当選。12人がLGBTであることを公言し、25人がマオリ族である。

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