インドネシア「レウォトビ・ラキラキ山」がまた噴火、警戒レベル最高維持
レウォトビ・ラキラキ山はインドネシアで最も活発な火山のひとつであり、24年11月の噴火では10人が死亡、数十人が負傷した。
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インドネシア東部のレウォトビ・ラキラキ山が7日に噴火し、広い範囲で降灰が確認された。死傷者の情報はない。
火山地質災害対策局によると、噴煙の高さは1万8000メートルに達し、バリ島とオーストラリア、シンガポール、韓国を結ぶ少なくとも24便が欠航。その他多くの便が遅延し、4つの国内線が欠航になった。
レウォトビ・ラキラキ山は人気観光地のフロレス島にある。標高は1584メートル。
この火山は先月中旬にも噴火。それ以来、噴火警戒レベルは4段階中の最高レベルとなっている。
国家災害対策庁は7日午後の声明で、「岩石と溶岩を伴う灼熱の火砕流が斜面を最大5キロ駆け下った」と述べた。
それによると、ドローンで火口を観測した結果、溶岩で満たされていることを確認したという。
専門家は地下深くのマグマが火山性地震を誘発し、噴火を引き起こしたと指摘している。
火山地質災害対策局の局長は記者会見で、「今回の噴火は24年11月の噴火と同じ規模であった」と述べた。
レウォトビ・ラキラキ山はインドネシアで最も活発な火山のひとつであり、24年11月の噴火では10人が死亡、数十人が負傷した。
今年3月の噴火でも噴煙の高さが8000メートルに達した。
インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。