◎文在寅(ムン ジェイン)大統領は先週、北朝鮮の弾道ミサイル発射実験を厳しく非難し、関係諸国と連携して北の非核化に向けた取り組みを継続すると発表していた。
2018年2月11日/北朝鮮、金与正と韓国の文在寅大統領(Bee Jae-man/Yonhap/AP通信)

3月30日、金正恩の妹は韓国の文在寅(ムン ジェイン)大統領を「アメリカの発言を繰り返すオウム」と嘲笑し、先週実施したミサイル発射実験に対する非難声明を却下した。

文在寅大統領は先週、北朝鮮の弾道ミサイル発射実験を厳しく非難し、関係諸国と連携して北の非核化に向けた取り組みを継続すると発表していた。

この発言にキムの強力な妹、金与正(キム・ヨジョン)は激しく反発し、「非論理的で真面目なムン(文在寅大統領)は、アメリカの発言をオウムのように繰り返すことしかできない」と馬鹿にした。

北朝鮮の国営メディアが発表した声明によると、金与正は、「ムンの恥知らずな言動に驚きを禁じ得ない」と述べたという。「ムンはアメリカが育てたオウムとして称賛されています。これはとても気の毒なことです」

アメリカ、韓国、日本、そして国連は、国連安保理決議に違反する金正恩のミサイル発射を厳しく非難している。

人民軍元帥の李炳鉄(リ ビョンチョル)は3月27日の声明でジョー・バイデン大統領のミサイル発射に対する非難声明を却下し、「アメリカはギャングのように行動する」と述べた。「アメリカは大陸間弾道ミサイルを自由にテストし、韓国と防衛訓練を行っています。彼らに北朝鮮の試験を非難する資格はありません」

北朝鮮は敵対関係にある者を何度も嘲笑している。

2018年、金正恩は非核化交渉に行き詰まったトランプ前大統領に「小さなロケットマン」と呼ばれ、「トランプは精神的に混乱したアメリカのドタード(老いぼれを意味する古い言葉)」と応戦にした。

2019年、金正恩はジョー・バイデン大統領にリーダーシップの決定的な欠如を指摘され、「バイデンは狂犬病の犬」「低知能指数の愚か者」と言い返した。

一部の専門家は、「北朝鮮はバイデン政権への圧力を高めるためにミサイル発射と挑発的な発言を繰り返しています」と指摘している。「北朝鮮は核の保有と経済制裁の緩和を同時に達成したいと考えています」

2018年4月/金正恩と妹の金与正(AP通信/韓国サミットプレス/プール)
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