◎インドとパキスタンの間で争われているカシミール地方では大規模雪崩や地滑りがよく発生する。
2017年1月27日/インド、北部カシミール地方のスリナガル郊外(Dar Yasin/AP通信)

インド軍は19日、北部カシミール地方のパキスタン領近くで雪崩が発生し、兵士3人が死亡したと発表した。

軍報道官によると、雪崩はカシミール北西部のパキスタン領に近いヒマラヤの麓で18日に発生し、パトロール中の兵士3人が巻き込まれたという。

3人は救助され医療機関に搬送されたものの、まもなく死亡した。

インドとパキスタンの間で争われているカシミール地方では大規模雪崩や地滑りがよく発生する。

2017年には3つの雪崩でインド兵少なくとも20人が死亡した。

カシミールのパキスタン支配地域で2012年に発生した雪崩ではパキスタン兵129人を含む140人が死亡した。

インドのカシミール支配エリアではインドからの独立およびパキスタンへの編入を求める1989年の武装蜂起以来、紛争が続いている。この蜂起では民間人、反政府勢力、警察官や兵士など数万人が犠牲になったと推定されている。

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