23日、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相と米大統領選挙に勝利したジョー・バイデン氏がテレビ電話で会談した。
アーダーン首相は会談について、「次期大統領はとても前向きで温かかった」と述べた。
ジャシンダ・アーダーン首相:
「会話の多くは、関心のある問題に協力して対処していきたいという両国の願望に焦点を合わせていた。また、コロナウイルスの検査体制、コンタクトトレーシング、隔離に関するいくつかの基本事項を伝えた」
「次期大統領に、国際協力がウイルスを制御する鍵であり続けると私は信じている、と伝えた」
ニュージーランドは3月に厳格なロックダウンを開始し、コロナウイルスの封じ込めに成功した。累計感染者数は約2,000件、累計死亡者数はわずか25人、アメリカの約10,000分の1である。
アーダーン首相は温室効果ガスの排出量、2050年のゼロエミッション達成、および太平洋地域についても話し合ったと述べた。
ジャシンダ・アーダーン首相:
「次期大統領はアメリカとニュージーランドの関係を活性化したいと述べた。また、民主主義を強化し、安全で繁栄したインド太平洋地域を維持するために協力できることを楽しみにしていると前向きに語った」
「バイデン大統領をニュージーランドに招待した」
バイデン氏は以前、アーダーン首相が再選した際に祝辞を送り、「両国の関係を強化したい」と述べている。
また、2016年にオバマ政権の副大統領としてニュージーランドを訪問し、当時のジョン・キー首相と国際平和、イスラム国(IS)の脅威、南シナ海周辺の問題、貿易問題などについて話し合っている。
バイデン氏は当時、会談後の記者会見で、「私は家に帰りません。なんて美しい美しい美しい国だ」と冗談を言っている。
今月初め、アーダーン首相はソーシャルメディアに次期大統領とカマラ・ハリス次期副大統領へのお祝いメッセージを投稿した。
ジャシンダ・アーダーン首相:
「国際社会が直面している問題は非常に多い。次期大統領の団結のメッセージは私たちが望むものだ」
「ニュージーランドは二人と一緒に働くことを楽しみにしている」