◎大統領選は来年2月に行われる予定。
2023年7月27日/中国・成都の国際空港、インドネシアのジョコ大統領(中央)(Laily Rachev/Indonesian Presidential Palace/AP通信)

2024インドネシア大統領選の有力候補であるスビアント(Prabowo Subianto)国防相が22日、ランニングメイト(副大統領候補)にジョコ(Joko Widodo)大統領の長男を指名した。

地元メディアは数週間前からスビアント氏がジョコ氏の長男であるラカ(Gibran Rakabuming Raka)氏を副大統領候補に選ぶのではないかと報じていた。

ラカ氏は36歳。ジョコ氏の故郷であるジャワ州スラカルタで市長を務めている。

ラカ氏は大統領選出馬に必要な40歳以上という条件を満たしていないが、ジョコ氏の義弟が率いる憲法裁判所は先週の判決で例外を認めた。

この判決により、地方の指導者を務めたり、選出されたことのある者は、条件を満たさなくても大統領選への出馬が認められるようになった。

憲法裁判所の判決は「縁故主義」と広く批判を集めている。

スビアント氏は22日遅く、首都ジャカルタ南部の自邸でインドネシア闘争民主党の指導者8人と会談した後、ランニングメイトを発表した。

2期目を務めるジョコ氏の後継者は来年2月の選挙で決まる。

ラカ氏は記者会見に姿を見せなかったが、21日にインドネシア闘争民主党の指導者たちと個人的に会談したという。

最新の世論調査によると、大統領選の有力候補はスビアント氏を含む3人に絞られているようだ。

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