◎乗客乗員にケガはなかった。
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インドネシアの航空当局は21日、民間旅客機の機長が離陸直後に体調を崩し緊急着陸を余儀なくされたと発表した。
報道によると、機長は病院に搬送されたが、その後死亡したという。死因は明らかにされていない。乗客乗員にケガはなかった。
乗客100人以上を乗せた格安航空会社シティリンクのエアバス320は東ジャワ州スラバヤのジュアンダ国際空港から南スラウェシ州に向かう予定だった。
機長は離陸から15分後に体調を崩し、ジュアンダ国際空港にUターンした。
シティリンク社は声明で、「同社はフライト前に乗務員全員の健康状態をチェックしており、機長も飛行可能であることを確認していた」と述べた。
同社によると、乗客は別の旅客機に乗り換え、数時間遅れで南スラウェシ州に到着したという。
シティリンク社は国営航空会社ガルーダ・インドネシア航空の子会社である。国内外47都市、100以上の路線を運航している。
インドネシアの航空会社は安全上の懸念から2007年に欧州への乗り入れを禁止されたが、安全対策の見直しや規則の改定などを経て2018年に全ての路線が運航を再開した。
インドネシアでは民間旅客機の墜落事故が多発している。昨年1月のボーイング737クラシックの墜落事故では乗客乗員62人が死亡。2018年10月のボーイング737MAXの墜落事故では189人が死亡した。
