◎砲弾は民家の中庭に着弾した。
インド、東部アルナチャルプラデシュ州の係争地近く(Getty Images)

インド政府は8日、陸軍の訓練中に発射された迫撃砲弾が目標を外れ、集落の民家を直撃し、民間人3人が死亡、2人が負傷したと発表した。

州政府の報道官によると、亡くなったのは若いカップルと隣人の3人。事故が起きたのは東部ビハール州郊外にある軍の演習場近く。

カップルは女性の両親とヒンズー教の祭り「ホーリー」を祝うためにビハール州を訪れていた。

報道官によると、砲弾は民家の中庭に着弾したという。亡くなった3人の死因と身元は明らかにされていない。

陸軍は今のところ声明を出しておらず、迫撃砲が目標を外れた理由は不明だ。

この集落はビハール州の州都パトナの南方約120kmに位置し、軍の演習場がすぐ近くにある。

軍関連の事故はこの1年で数件報告されている。

昨年初めには民間人が演習場近くの倉庫に立ち入り砲弾を盗もうとして爆死した。

12月には演習場近くで薪を集めていた民間人少なくとも10人が迫撃砲の爆発に巻き込まれ負傷した。

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