◎警察は祭りの主催者や関係者への聞き取りを行っている。
インド南部タミルナドゥ州で27日、ヒンズー教の祭りの最中にトラックが高圧送電線に接触し、少なくとも11人が死亡、15人が重軽傷を負った。
警察によると、事故は同州タンジャブール地区で発生したという。トラックの荷台には祭り用の装飾が取り付けられていた。
警察は地元メディアの取材に対し、犠牲者には子供2人が含まれると明らかにした。報道によると、犠牲者はさらに増える可能性があるという。
地元メディアは消防隊員のコメントを引用し、「カーブ付近で荷台に取り付けた装飾と送電線が接触した」と報じている。
警察の報道官はNDTVニュースチャンネルの取材の中で、「祭りの際、山車との距離を確保できない高圧送電線は保安停止するのだが、今回は距離を十分確保できると判断し、保安停止しなかったようだ」と説明した。
警察は祭りの主催者や関係者への聞き取りを行っている。
タミルナドゥ州の州首相は事故現場を訪れ、遺族と面会した。報道官によると、州首相は遺族に50万ルピー(約83万円)の経済支援を約束したという。
ナレンドラ・モディ首相は27日、犠牲者に哀悼の意を表すツイートを発信し、連邦政府は20万ルピー(約33万円)の経済支援を提供すると約束した。
#WATCH | At least 10 people died after a temple car (of chariot festival) came in contact with a live wire in the Thanjavur district in Tamil Nadu pic.twitter.com/F4EdBYb1gV
— ANI (@ANI) April 27, 2022