◎インドでは宗教のイベント・祭りや結婚式で爆竹をよく使うため、全国各地に爆竹工場がある。
インド南部タミルナド州の爆竹工場で爆発があり、少なくとも8人が死亡、数人が負傷した。地元警察が29日、明らかにした。
それによると、爆発は同州郊外の地区で発生。近隣の家屋や店舗も被害を受けたという。
消防と警察が現場周辺を封鎖し、救助作業に当たった。爆発の原因は明らかになっておらず、捜査が進められているようだ。
インドでは宗教のイベント・祭りや結婚式で爆竹をよく使うため、全国各地に爆竹工場がある。
地方都市の安全基準は緩く、適切な施工管理をしていない爆竹工場で事故が相次いでいる。
2018年には首都ニューデリーの爆竹工場で大規模な火災が発生し、従業員17人が死亡。その1年前には中部マディヤプラデシュ州の集落で爆竹製造中に爆発が起き、23人が死亡した。
爆竹工場はインドの国民的行事であるヒンズー教の祭り（ホーリー祭、ダシェラ、ディワリ）が始まる数カ月前から爆竹の製造を本格化させる。
