◎約10億人の有権者が下院議員543人などを選ぶ予定だ。
ニューヨークの国連本部、インドのナレンドラ・モディ首相(Eduardo Munoz/Pool/AP通信)

インド政府は16日、6週間にわたる総選挙を4月19日に開始すると発表した。

約10億人の有権者が下院議員543人などを選ぶ予定だ。下院の任期は5年である。

下院選は7段階に分けて行われる。投票時間は州によって異なり、6月4日に結果が確定する。

国民会議派を中心とする20以上の地域政党からなる野党連合は対立、離党、イデオロギーの衝突によって亀裂が入りつつあるようだ。

最新の世論調査によると、モディ(Narendra Modi)首相の与党・インド人民党(BJP)の優位は揺るぎそうにない。

モディ氏はインドを世俗的な民主主義国家からヒンズー教を国教とする国家に変えようとしている。今回の下院選でBJPが圧勝すれば、モディ氏は確固たる地位を確立できるかもしれない。

遠く離れた村にまたがるいくつかの選挙区は投票日をずらしたりするなどの対策を実施する。

政府は選挙期間中、テロ攻撃を防いだり、選挙関係者や投票用紙の輸送を支援するために、何十万人の兵士を各地に配備する予定だ。

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