インドネシア・バリ島近海でフェリー沈没、4人死亡、38人行方不明
事故は2日の午後11時過ぎに発生。乗客53人と乗組員12人を乗せたフェリーはジャワ島の港を午後11時に出港したという。
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インドネシアの観光地バリ島に向かうフェリーが沈没し、4人が死亡、38人が行方不明になっている。地元当局が3日、明らかにした。
それによると、事故は2日の午後11時過ぎに発生。乗客53人と乗組員12人を乗せたフェリーはジャワ島の港を午後11時に出港したという。
バリ島までの航路は通常1時間未満。乗組員は午後11時20分に緊急信号を発信し、それから15分後に沈没したとのこと。
沿岸警備隊が緊急出動し、3日朝までに4人に遺体を収容。23人を救助した。
沿岸警備隊によると、巡視艇や地元の漁船など、10隻を超える船舶が救助活動に参加し、23人を救助したという。
ジャワ島の港には行方不明の乗客に関する情報を求める家族が集まっていた。
乗客の国籍と身元は明らかになっていない。
インドネシアは1万7000の島々からなる世界最大の群島国家であり、フェリーやボートの事故が相次いでいる。
先月初旬にはバリ島から出港したフェリーが転覆し、乗客乗員89人全員が救助された。
3月にはオーストラリア人観光客を含む13人を乗せたシュノーケリングボートが転覆し、女性1人が死亡、2人が負傷した。
バリ島には昨年、600万人を超える外国人観光客が訪れた。