◎コールドプレイは温暖化対策やLGBTQ+(性的少数者)などを強く支持し、それをショーに織り交ぜることで有名だ。
2023年11月10日/インドネシア、ジャカルタの在英国大使館前、ロックバンド「コールドプレイ」のライブに反対するデモ隊(Achmad Ibrahim/AP通信)

インドネシアの首都ジャカルタで英ロックバンド「コールドプレイ」のコンサートに反対する集会が開かれ、保守的なイスラム教徒数十人が参加した。

デモ隊は在インドネシア・英国大使館前で「神は偉大なり」「インドネシアはコールドプレイを拒否する」などと叫び、公演中止を求めた。

コールドプレイは温暖化対策やLGBTQ+(性的少数者)などを強く支持し、それをショーに織り交ぜることで有名だ。

ボーカルのクリス・マーティン(Chris Martin)さんはパフォーマンス中にレインボーカラーを身につけ、ゲイプライドの旗を振ることで知られている。

コールドプレイは「Music Of The Spheres World Tour」の真っ最中である。ジャカルタ公演は11月15日の予定。7万枚以上のチケットは販売開始から2時間足らずで売り切れた。

ジャカルタはコールドプレイのストリーミング配信の中心地のひとつであり、160万人のファンがいる。

保守派はコールドプレイのコンサートについて、「LGBTQコミュニティへの支援・支持はインドネシアの道徳心を損ない、若者を堕落させる恐れがある」と主張している。

デモ隊はコールドプレイの公演に反対する横断幕や看板を掲げ、市内の通りを行進した。

このデモはイスラム主義グループが組織したもので、在英大使館に向かって行進。「神は偉大なり」「コールドプレイを聴かないで」などと叫んでいた。

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