◎ニッケルは電気自動車のバッテリーに欠かせない材料のひとつである。
2018年2月26日/インドネシア警察(Getty Images/EPA通信)

インドネシア・スラウェシ島モロワリにある中国資本のニッケル工場で爆発があり、作業員少なくとも13人が死亡、数十人が負傷した。地元警察が24日、明らかにした。

このニッケル工場は習近平(Xi Jinping)政権の「一帯一路」に基づく多国間開発計画の一部である。

インドネシアは中国の急成長する電気自動車産業へのニッケルやその他の原材料の供給国として、より大きな役割を果たしたいと考えている。

ニッケルは電気自動車のバッテリーに欠かせない材料のひとつである。

スラウェシの警察当局によると、爆発は工場の製錬炉で発生。補修作業に当たっていた中国人4人とインドネシア人9人が死亡し、46人が重軽傷を負った。このうち何人かは重体と伝えられている。

警察は工場を封鎖し、業務上過失致死傷を視野に捜査している。

工場の所有者である中国・江蘇徳龍ニッケル業傘下のPT IMIPは声明で犠牲者と遺族に哀悼の意を表し、当局の捜査に全面的に協力すると表明した。

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