◎死亡した6人と容疑者の身元は明らかにされていない。
2022年7月13日/中国、北京の通り(Ng Han Guan/AP通信)

中国・広東省連江の幼稚園にナイフを持った男が侵入し、6人を殺害した。現地メディアが10日に報じた。

それによると、事件は連江市内にある幼稚園で午前7時40分頃(現地時間)に発生。25歳の男が現行犯逮捕されたという。

地元のインターネットメディア「大豊ニュース(Dafeng News)」は目撃者の話しとして、「児童少なくとも1人が犯人の車にはねられた」と伝えている。

一方、中国中央テレビ(CCTV)は警察の声明を引用し、「捜査が進められており、現時点で発表できることは限られている」と伝え、それ以上の説明を避けた。

大豊ニュースによると、殺害された6人のうち少なくとも1人は幼稚園の職員だという。

また大豊ニュースはウェブサイトの記事で、「ナイフを持った男が幼稚園の運動場を通り過ぎる様子が撮影され、SNSで拡散している」と伝えた。

中国版ツイッターの「新浪微博(Sina Weibo)」で共有されたある動画には、少なくとも4人がこの幼稚園の外とみられる場所で血まみれになって倒れているところが映っていた。

中国当局は2010年に園児約20人が殺害される事件が発生した後、幼稚園の警備を強化するよう命じた。

しかし、その後も幼稚園や小学校を狙った事件が何件か発生し、2020年には学校の警備員がナイフで生徒39人に切りつける事件が発生した。

中国国内で銃器を所持することはできず、このような事件にはナイフや手製の爆発物が使われることが多い。

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