◎総延長は135km、工事費は13億5000万ドル、元請会社は中国橋梁道路公司、工事期間は4年の予定。
2019年3月22日/カンボジア、首都プノンペン郊外、高速道路新設工事の起工式に出席したフン・セン首相(右)と支持者ら(Heng Sinith/AP通信)

カンボジアで7日、首都プノンペンとベトナム国境を結ぶ同国第2の高速道路の建設工事が始まった。

この工事は昨年開通したプノンペン・シアヌークビル高速道路に続く開発プロジェクトのひとつである。

7日の起工式を主催したフン・セン(Hun Sen)首相は工事着工を祝い、関係者に安全最優先で作業を行うよう呼びかけた。

この高速道路の総延長は135km、工事費は13億5000万ドル、元請会社は中国橋梁道路公司、工事期間は4年の予定。

中国はカンボジアにとって最大の投資国、最も近い政治的パートナーであり、カンボジアの経済を大きく支えている。

フン・セン氏は起工式の中で、この高速道路は中国のインフラ開発計画「一帯一路」の一部であると称賛した。

またフン・セン氏は「一帯一路はカンボジアや他の近隣諸国の社会経済開発を促進する上で重要な役割を果たしている」と強調した。

中国が推進する一帯一路については、開発途上国に財政的な条件を押し付けて過大な債務を負わせているとの批判がある。

フン・セン氏はプノンペンとシエムレアプ州を結ぶ第3の高速道路建設プロジェクトが進行中であると明らかにした。

スポンサーリンク