◎鳥インフルのヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。
2023年2月24日/カンボジア、首都プノンペン郊外の集落、消毒剤を散布する当局者(Cambodia Ministry of Health)

カンボジアの保健省は12日、先週鳥インフルエンザで死亡した少年の兄が鳥インフルの陽性反応を示したと明らかにした。

世界保健機関(WHO)は東部クラチェ州で先週亡くなった9歳の少年が鳥インフルに感染していたと確認した。

鳥インフルのヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。

カンボジアでは2003年以降、70人近くが鳥インフルに感染している。昨年亡くなった人は4人であった。

WHOと国連食糧農業機関(FAO)は今月、アジアの多くの地域で旧正月(春節)のお祭りが行われるため、鳥インフルを拡大させるリスクが高まっていると警告した。

カンボジア保健省は声明で、「16歳の少年は11日の検査で陽性を示したが、症状は出ていない」と明らかにした。

それによると、少年は病院で治療中。当局が感染経路を調べている。

先週亡くなった少年は両親が飼育していたニワトリやアヒルの肉を食べた後、発熱、息切れ、咳などの症状が出たという。

スポンサーリンク