台湾総統が来月パラグアイを訪問、米国経由の可能性
パラグアイは台湾と公式の外交関係を結ぶ数少ない国のひとつ。南米で台湾を承認している国はパラグアイのみである。
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南米パラグアイのペニャ(Santiago Peña)大統領は14日、台湾の頼清徳(Lai Ching-te)総統が来月同国を訪問する準備を進めていると明らかにした。
ライ氏はこの外遊の中で米国も訪問すると予想されている。
パラグアイは台湾と公式の外交関係を結ぶ数少ない国のひとつ。南米で台湾を承認している国はパラグアイのみである。
台湾の総統は中南米を訪問する際、台湾からの距離を考慮して、米国経由で訪問することが多い。
総統は中南米の同盟国を訪問するという名目で、対中政策の後ろ盾である米国を訪れ、高官と面会する。
ペニャ氏は首都アスンシオンで開催された台湾関連の会議で演説。来月ライ氏と首脳会談を行うと明らかにした。
外務省もライ氏が訪れることを確認したが、日程は明らかにしなかった。
世界で台湾を承認している国は12カ国まで減少している。
パラグアイ政府は中国が台湾を承認しないよう諸外国に働きかける中、確固とした姿勢を貫いてきた。
近年、中南米ではホンジュラス、パナマ、ドミニカ共和国、エルサルバドルの4カ国が台湾との国交を断絶した。
中国は南米との連携を強化し、この地域の多くの国にとって最大の貿易相手国となっている。