▽ロシアは2022年以降、中国、北朝鮮、イランと戦略的パートナーシップ協定を締結している。
とベネズエラのマドゥロ大統領(ロイター通信).jpg)
南米ベネズエラのマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領が訪問先のロシア・モスクワでプーチン(Vladimir Putin)大統領と会談し、戦略的パートナーシップ協定に署名した。
国営タス通信によると、両首脳はエネルギーや安全保障問題などについても協議したという。
またタスは協定の一部を抜粋し、「ロシアとベネズエラはOPECプラス、ガス輸出国フォーラム、その他エネルギー分野における組織内で共同イニシアティブを推進する」と報じた。
さらに、「両国は不公正な競争手段を用いることなく、世界のエネルギー市場のバランスの取れた、安定した長期的な発展を促進する」とした。
報道によると、両首脳は共同事業における新たな油田・ガス田の探鉱・開発で協力するとともに、石油取引業務を拡大することで合意したという。
また両首脳は軍備管理分野における協力関係の深化、一方的な制裁措置の発動に反対することでも一致した。
ロシア大統領府は首脳会談に先立ち、パートナーシップ協定について、「重みがあり、実質的かつ、非常に重要な枠組み文書だ」と述べていた。
ロシアは2022年以降、中国、北朝鮮、イランと戦略的パートナーシップ協定を締結している。
マドゥロ氏はモスクワで9日に行われる対ナチス戦勝80年の記念式典にも出席する予定だ。