◎今年1~9月末の間に国内で盗まれた携帯電話は約120万台にのぼった。
2022年12月15日/ペルー、首都リマの広場(Martin Mejia/AP通信)

南米ペルーの刑法が19日に改正・施行された。

連邦議会は携帯電話の窃盗が相次いでいることを受け、刑法に携帯電話を盗んだ際の刑罰を初めて明記。初犯の場合は禁固12年以下、盗む際に武器や爆発物を使用した場合は禁固30年以下と定めた。

政府の統計によると、今年1~9月末の間に国内で盗まれた携帯電話は約120万台にのぼったという。1日あたり4000台以上が盗まれたことになる。

内務省の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「携帯電話の窃盗は重罪であり、今回の刑法改正は犯罪組織に明確なシグナルを送ることになるだろう」と書き込んだ。

地元メディアによると、幼児誘拐・殺害、未成年者への性的搾取などの刑罰に終身刑が追加されたという。

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