▽ボルアルテ氏は前任のカスティジョ前大統領が罷免された後、2022年に就任した。任期は2026年まで。
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南米ペルーのボルアルテ(Dina Boluarte)大統領は25日、2026年4月12日に総選挙を実施すると発表した。
ボルアルテ氏はテレビ演説で、「この大統領選挙と連邦議会選挙で進行中の暴力や混乱に終止符が打たれることを望む」と語った。
ボルアルテ氏は前任のカスティジョ(Pedro Castillo)前大統領が罷免された後、2022年に就任した。任期は2026年まで。
国家反逆罪などの罪で起訴されているカスティジョ氏は今月初め、首都リマ郊外の警察基地内にある裁判所に出廷。容疑を否認し、ハンガーストライキを開始すると宣言した。数日後、カスティジョ氏は体調を崩し、ハンストを打ち切った。
検察はカスティジョ氏に懲役34年を求刑している。
リマではバンドのメンバーを乗せたバスが武装集団の攻撃を受けるなど、凶悪事件が多発。市内のレストランでは2週間前に手榴弾とみられる爆発物が爆発し、少なくとも11人が重軽傷を負った。逮捕者は出ていない。
ボルアルテ氏は17日、暴力事件が急増しているとして、リマと隣接するカヤオに30日間の非常事態を宣言し、市内に陸軍を展開した。