▽政府は農産物の輸出額を2040年までに400億ドルに増やすことを目指している。
.jpg)
南米ペルーのマネロ(Angel Manero)農業灌漑相は24日、同国の灌漑(かんがい)を改善するため、官民プロジェクトに240億ドルを投じると発表した。
マネロ氏は記者会見で、「この予算は沿岸部、高地、アマゾンにまたがる22の新規プロジェクトや停滞している農業プロジェクトのために3~7年かけて使われる」と語った。
またマネロ氏は灌漑を最優先し、30万ヘクタール以上の農地に水を供給できるようにするプロジェクトに70億ドルを投資すると明らかにした。
それによると、北部の灌漑プロジェクトに約35億ドル、南部で少なくとも40億を投資する予定だという。
サラルディ(Jose Salardi)経済財政相は同じ記者会見で、「プロジェクトの85%以上を官民連携で進めることになる」と強調した。
政府の統計によると、ペルーの農産物輸出(主にブルーベリーなどの果物)は昨年、20%以上急増し、総額128億ドルに達した。
政府は農産物の輸出額を2040年までに400億ドルに増やすことを目指している。