◎インターポールの事務総長に南米出身者が選出されたのは初めて。歴代総長はすべて、欧州もしくは米国出身者である。
国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)の次期総裁に選ばれたウルキーザ氏(AP通信)

国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)の事務総長にブラジル連邦警察のウルキーザ(Valdecy Urquiza)氏が選出された。

ウルキーザ氏はスコットランド・グラスゴーで開催された総会の投票により次期事務総長に選出され、7日の総会終了後に就任する。

ウルキーザ氏は現在、インターポールのアメリカ大陸担当副理事を務めている。

インターポールの事務総長に南米出身者が選出されたのは初めて。歴代総長はすべて、欧州もしくは米国出身者である。

現総裁はドイツのストック(Jürgen Stock)氏。2014年から2期、このポストを務めた。3選は禁じられている。

ウルキーザ氏は組織内の多様性を推進すると約束した。

またウルキーザ氏は「多様な視点を尊重し、高めることで、世界の安全保障に対するより明確で包括的なアプローチが可能になる」と述べた。

インターポールには196カ国が加盟し、テロ対策、金融犯罪、児童ポルノ、サイバー犯罪、組織犯罪などの分野で、各国の警察が相互に連絡を取り合い、容疑者や犯罪者を追跡できるよう支援している。

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